FC2ブログ

パレスチナ・ファレスティーン

笑って泣いて食べて暮らしたパレスチナ。 時々の思いを綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

聖地芸術博物館?

イエス・キリストが生まれたとされるベツレヘムの聖誕教会、その前のメンジャー広場。
G02.jpg
          2007年のクリスマス・イブ
この広場の一角、教会を背にして左側に、土産物屋が軒を連ねます。
下の写真の向かって右側が、土産物屋が入っている建物です。
G01.jpg
ここのお店の多くは老舗で、家族経営の昔ながらのお店です。
特産のオリーブ細工や真珠貝細工の工房も運営して、伝統工芸を守る役割も持っています。
しかし、外国人観光客の多くは、観光バスから降りて、ガイドに連れられて教会だけ見て、
バスに乗って、提携している土産物屋に連れて行かれます。
ですから、老舗には、閑古鳥がないていることが多いのです。

ここに、「Holy Land Arts Museum」を名乗る土産物屋があります。
聖地芸術博物館???
経営しているのは、ベツレヘムのクリスチャンの旧家の一つ、ジアカマン一家です。
ジアカマン家は、学者や実業家も多い家族です。
十字軍でイタリアから遠征に来た人たちの末裔とのことです。
19世紀の終わりにカトリック修道会のフランシスコ会がベツレヘムに来たとき、
クリスチャン家族の綿密な調査をし、聖誕教会に一族の系譜が納められているそうです。

1995年以来の知り合いです。
あるとき、親爺さんが、
「うちのお店は、ベツレヘムの芸術だけでなく、歴史も語る」
GG1.jpg
と、お店の名詞の数々を見せてくれました。

GG2.jpg
左上がイギリス統治下、右上がイスラエル占領下、
左下がヨルダン統治下、右下がパレスチナ自治政府下
のものだそうです。

一つ一つ見ていくと、
GG3.jpg
イギリス統治下のものには、住所にPalestineの文字があります。
(中央右に赤字でPALESTINE)

GG4.jpg
ヨルダン統治下には、ヨルダン王国の名前が入っています。
(中央上側、黒字の上から3行目に、BETHLEHEM.H.K.Jordan)

GG5.jpg
イスラエル占領下1990年代初頭のものは、電話番号の桁数が違います。

GG6.jpg
最近のものには、Eメールアドレスが入っています。

私は買い物もしないで、古い紙切れを食い入るように見ているだけ。
それなのに、頼んでもいない甘い紅茶がサービスで出てきます。

ひとしきり見終わった後、親爺さんが声をかけてきます。
「ところで、最近、ベツレヘムでアパートを探している外国人はいないかい?」
しっかり、ビジネスも忘れていません。
しかし、私が長居をしている間に、お客らしいお客は来ませんでした。
それでも、同じ場所で頑張ってお店を続けています。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

おもしろ~い!

閑古鳥のお店の家族には申し訳ないですが、なんだかこれだけでも研究対象になりそうな題材(ただ私にはディシプリンがないけど)かジャーナリスティックな本にとりあげられそうなものですねえ。

そうか、観光客ツアーは提携店にいってしまうのですね。さびしい。こんど行ける機会があったら、ちょっとだけでも買い物しよう。

なおあん | URL | 2009-06-08(Mon)16:28 [編集]


ミュージアム・ショップ?だけあってか、少しお値段は高いですが、人間関係がそれを解消します。
やはり博物館の学芸員さんなのでしょうか。5ヶ国語を操る店員さんもおられます。
ぜひ、一度行ってみて下さい!

ミシュミシュ | URL | 2009-06-09(Tue)08:58 [編集]


ここ行きました!

このお店、私が姉を連れてベツレヘム観光した時に
立ち寄ったお店かもしれません。
姉たちは、イエス誕生を語る
木彫りの人形セットやらなんやらを買っていましたが、
そんな由緒あるお店だとは露も知りませんでした。

このお店の横に工房がありませんか?
確か横の工房の屋上に上がらせてもらった気が・・・

Taha | URL | 2009-06-10(Wed)16:38 [編集]


このお店は、もう一軒ちょっと離れた所にもあります。
名前はもちろん「Holy Land Arts Museum]。
そちらに、工房があり、屋根の上にも上がれます。多分、同じお店だと思います。
工房の様子も含めてアップしました。
http://palem.blog46.fc2.com/blog-entry-12.html

ミシュミシュ | URL | 2009-06-11(Thu)00:26 [編集]


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。